Braid: 展開する時間的構造
Braid
値段 | クリア状況 | 実績 | プレイ時間 |
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1480 | クリア | 11 / 12 | 3時間 |
お勧め度 | コスパ |
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★★★★★★★★★☆ | ★★★★★★☆☆☆☆ |
パズルゲームにおける様々なギミックは、多くの場合においてそのパズルを成立させるために存在する「パズルのためのルール」であることが殆どです。
The Misadventures of P.B. Winterbottom がムーディーブルースをするのには物語的な理由付けがありこそすれ、結局それすらもパズルを成立させるための方便に他なりません。
しかし、Braidがパズルに込めたギミックはゲーム全体を覆うものであり、ナラティブな面にすらギミックとして展開する仕掛けとなっています。
時間を操る
時を戻そう | |
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Braid は時間をパズルに取り入れた作品です。プレイヤーは時間を巻き戻したり、時間をゆっくりにしたりといったように、時間に干渉することで様々なパズルを解いていくことになります。
ステージによってはアクションを求められることはありますが、基本的にはいつでも時間を戻せるため、アクションの精密性は求められていません。リトライも非常に簡単です。
最初はジャンプアクション | 時を戻し、その経験を持ったままにできるならば? |
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ただし、各パズルはルールも独創的なら構造も秀逸であり、どれも頭を悩ませること必定のものとなっています。
最初のうちこそジャンプアクションに毛が生えた程度のものですが、中盤以降は時を戻すということがどういうことなのか、時がゆっくりになるとは、時が律速になるとは、といったような根源を理解しなくては解にたどり着けません。
殊に終盤以降のパズルは根源を理解したときに、雷に打たれたようにすべてを理解できます。論理を詰めていくというよりは、気づきによる理解が要となってきます。見事解けた際はエウレカな気分になれるかもしれません。
時間に翻弄される
そういった難関のパズルを解き明かし、すべてのピースを集めることで物語は進んでいきます。
合間合間の本が示唆する物語は靄がかかったようなものとなっていますが、エンディングではそのすべてを回収していきます。
かなり難しめのパズルゲームではあると思いますが、ぜひとも全ピースを集めてエピローグまで辿っていただきたいです。