第16回ウディコン全作品レビュー - 早咲飛立Presents ウルファールの短編集
30. 早咲飛立Presents ウルファールの短編集
ジャンル | 作者 |
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オムニバス | 早咲飛立 |
プレイ時間 | プレイVer | クリア状況 |
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40分 | 8/15 | 全メダル |
良かった点
- サクッとミニゲームを色々と楽しめました
- オムニバスを緩くつなぐ要素もあります
気になった点
- 黒文字がやや読みにくさを覚えました
- ただし、その分強調色の文字は読みやすかったです
レビュー
短編ゲームオムニバス
早咲飛立Presents ウルファールの短編集は、様々なミニゲームが遊べるオムニバス形式の作品です。
いずれも短い時間でさっと遊べるゲームが収録されています。
ゲームの種類は謎解きのようなものからアクション性を求められるものまで様々であり、色々なミニゲームを遊ぶことができるようになっています。
難易度はどれも抑えめなので、サクッと遊ぶことができるでしょう。
ただし、ノーミスでクリアすると得られるパーフェクトメダルを始めとした、裏ミッション的な要素を集める場合は一筋縄ではいきません。それらを達成したいプレイヤーは、断続的に配置された要素に目を光らせつつ、そこそこの緊張感のもとで挑むこともできます。
サクッと短いゲームを遊ぶも良し、パーフェクトにこだわって慎重に目ざとく進めるも良し、お好みのプレイスタイルで挑みましょう。
感想
サクサクとミニゲームがやれる作品です。オムニバスの中にオムニバスが入っているような入れ子構造をしていて、色々なネタが詰め込まれています。
一つ一つはシンプルなのでさっさと次に行けて、破綻も瑕疵もないのでサクッと遊ぶのにちょうど良い作品でした。清涼剤みたいな感じ。
それでいて、パーフェクトメダルがあるので程々にミスしたくない緊張感はありますし、隠れウルファールという遊び要素も入っています。
ちょっとだけ気を配る対象があると、本来繋がりのないオムニバスの合間も引き締まるので良い要素でした。意識の端に常にウルファールがいる。ただ、Aのウルファールは初見で見つけるのは困難な気がしています。あのウルファール以外は全部初見で見つけられましたが、アレだけはもっと気を配ってても無理筋っぽいです。
個人的に好きなミニゲームはニワトリ操作で、もう一つ二つギミック足せば一本できそうな良いアイデアでした。Aを遊んでいて時間制限タイプでも良さそうだなと感じていたらCで近いのが来たのも良くて、順序通りに遊ぶとちょうど基礎、応用の順序で遊べます。
また、念のため最終ステージについては大幅に割愛するんですが、個人的にはBが割と難しい印象でした。ギリギリ一発で通せた。
個人的に遊んでいて気になったのは文字がずっと黒文字なことなんですが、これはだいぶ人によるところなのかもしれません。
筆者だけの可能性もありますが、黒文字は白背景以外で読んでいると何故かめちゃめちゃ読みにくく感じます。何故。ただ、おかげで白寄りの強調色が目にものすごく入ってきやすいので、特に謎解きやギミックの作用としてはかなり良い効果を発揮していました。多分これは白字だと薄まりそうです。一長一短。
これを書きながらスクリーンショットを見て感じた印象としては、文字のドロップシャドウが黒いのかもしれません。それで滲んだ印象があるのかも。
何にせよ、色々やれて楽しかったです。