第14回ウディコン全作品レビュー - 非城口

41. 非城口

ジャンル 作者
プラットフォーマー 僕はネット民
プレイ時間 プレイVer クリア状況
1時間 1.42 クリア

良かった点

  • ピクトグラムでうまく表現された世界でした
  • ステージがプラットフォーマーしているので割と難しいです

気になった点

  • 当たり判定がスカスカに感じました
  • ステージ設計が近接攻撃向けのデザインっぽくありませんでした
  • 強化の仕組みの使い勝手が悪いように思います

レビュー

ピクトグラム・プラットフォーマー

非城口は、ピクトグラムをモチーフとした2Dプラットフォーマーです。
突然ピクトグラム化した世界の中で、非常口のあの人を操作し、多くの障害を乗り越えてステージをクリアしていくゲームとなっています。

それぞれのステージでは、様々な種別の敵が待ち構えています。
操作キャラクターは基本的には目の前に攻撃することができるので、被弾を避けつつ、ステージ上に点在する敵に上手く攻撃を当てていく必要があります。もちろん、無視して逃げることもできるでしょう。
また、プラットフォーマーとしてのアクション性も要求されるため、落下やトゲにも警戒が必要です。

そうしてステージを攻略していくと、ピクトと呼ばれるポイントが手に入ります。このピクトを使うことで、自身の性能を強化することができます。
攻撃力を強化して少ない攻撃回数で敵を倒せるようにする、HPを強化して多少被弾しても持ちこたえられるようにするなど、自分好みに強化してステージを有利に進めていきましょう。

ステージが進行するにつれその難易度は上昇していき、最終ステージともなると総決算の趣があります。
そうした数多の障害をアクションで乗り越えて、ピクトグラムと化した世界を救っていきましょう。

感想

ウディタでプラットフォーマーを素直に作ったという感じがします。
ピクトグラムをベースにして色々とわかりやすく敵キャラを構成した発想が面白い。

アクション部分はかなり癖が強くて、慣れるまでに大分時間がかかります。クリアした今でも、慣れているとは言い難いかもしれません。
丁寧目の動きよりはごり押しが効くステージもあるので、突っ切っていくのもありです。

個人的には長押しすると二段ジャンプ判定になるのが癖強めに感じるんですが、落下が放物線過ぎてこの機能がないとそもそも最高高度二段ジャンプができないので難しいところです。
このゲームのジャンプ挙動はキー入力をやめた瞬間から落下しているように見えるので、最高到達点でキーを離してもう一度押すというのは事実上無理だと思っています。

また、攻撃の当たり判定というか持続がかなり信用できず、恐らく攻撃時の1Fしか存在していません。
エフェクトは結構残り続けるので、なんか当たったように見えるけど当たらない、と言ったことが良く起こります。タイミングを合わせるしかないですね。

また、単純に攻撃判定が下を拾ってないので、段の下にいる敵に何もできないのも辛めです。こっちは恐らく意図したデザインな気もします。ただ、せめて自分の座標あたりには判定が欲しかったところでした。密着された敵に全く当たらない。
必殺技も下を拾わないことがあるので、全体的にエフェクトとあんまり合ってない判定をしているという印象です。攻撃が不便。

ステージデザインは結構ちゃんとプラットフォーマーしているので、割と難しいです。
操作性が難しいというのを差し引いても、後半は歯ごたえのあるステージを楽しめます。道中の雑魚が厄介なので、最終ステージまで来るとスルースキルも求められるかもしれません。

なお、世界観の関係上、トゲの視認性は最悪の部類に入ります。他と比して目立つ感じではないので、慣れないうちは見逃しやすいですし、意図してそう言う配置をしているところもありそうです。

また、プレイヤーキャラは近接攻撃主体のデザインなのに、敵の配置がロックマンとかマリオのそれな印象を受けました。
遠距離から叩けることも少なく、上から踏んで倒せるわけではないんですが、どことなくそういうステージデザインっぽさがあります。
Khimera: Destroy All Monster Girls が、ロックマンっぽいけど近接に割と振ったデザインをしていたのを思い出していました。

細かい話だと、強化も割と面倒でした。
まずもって、わざわざ家に入って一番遠いところに歩かされるところから面倒ではあります。これに加えて、現在持っているお金が見えない中、数字入力以外で強化できないのも辛いポイントです。
強化ポイントを決めた時に初めてかかる金額と所持金が出るんですが、どれくらい上げるのにどれだけかかるかが未知数なので、手探りで上げるほかありません。数字を上げたらかかる金額がリアルタイムで変わりつつ、所持金も見せるUIだと嬉しかったです。

というか、これは2桁オーダーですら上げることはまれなので、なんで3桁まで用意されているのかが良く分かっていません。デバッグ用でしょうか。
初見では2~3桁のオーダーで上げるゲームなのかと勘違いしていました。

そういった細かいもやっとポイントのあるアクションゲームで、ウディタにある機能で奇をてらわずにアクションゲームを作ったゲームだなあと感じていました。ピクチャで自機を動かしていなさそうですし、色々とメッセージウィンドウでUIを代替しています。
まあRPGエディタですからね、ウディタは。