第14回ウディコン全作品レビュー - 7100本の想いを込めた一作

40. 7100本の想いを込めた一作

ジャンル 作者
クリッカー 天野ガム
プレイ時間 プレイVer クリア状況
10分 1.11 クリア

良かった点

  • 一日で完成させています

気になった点

  • カーソルが毎回最上段に戻るので周回が面倒でした

レビュー

ぽちぽちクリッカー

7100本の想いを込めた一作は、レベルを上げていくクリッカーめいたゲームです。

このゲームではダンジョンに潜り、そこで経験点を稼ぎ、レベルを上げて次のダンジョンに潜る、という一連の流れをテキストベースで淡々と行うことになります。
そこに激しいエフェクトや余計なイベントはありません。粛々と進行していくこととなるでしょう。

どんどん潜ってどんどん強くなって、クリアを目指していきましょう。

感想

一日で作ったということで、そういうゲームなんだと思っています。
とりあえず、タイトルが微妙に中央にそろっていないのがすごく気になりました。

要素というかプレイ感的にはクリッカー系のゲームのそれで、ぽちぽちやっているとパラメータが上がって、よりパラメータを上げやすいものが解放されていくゲーム感でした。
戦闘システムも特にあるわけではないので、RPG風の何かというコメントは正しいものと思います。

ただ、クリッカーにしても全部手動で、自動でリソースが上がっていく感じもないので、本当にクリックするだけのゲームではあります。Coockie Clicker を始めとしたクリッカー系ゲームのような自動化による加速度的な効率の改善を目指せるわけではありません。
また、昔のFFAみたいなインフレしていく数値があるわけでもなく、なんとはなしに無心でやっているといつの間にか終わっているタイプでした。本当にガムみたいな作品です。

加えて、いちいちカーソルが上に戻るのがクリッカーとしても辛くて、毎回余計な操作で作業を続行する必要が出てきます。連打でやりたいのに絶妙に上下アローキーを使わないと上手く周回ができない。
マウスで選べればよりクリッカーぽいなと思いつつ、そもそも単純に選択肢におけるカーソル位置を記憶して、そこに合わせてくれるだけでも違うだろうなあと思っています。