第14回ウディコン全作品レビュー - 突撃そのへんの遺跡
57. 突撃そのへんの遺跡
ジャンル | 作者 |
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戦闘 | rute. |
プレイ時間 | プレイVer | クリア状況 |
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20分 | 1.00 | クリア |
良かった点
- 短くギミックバトルが遊べる作品でした
- MPという概念が切り捨てられているおかげで、純粋に戦略性を楽しめます
気になった点
- 特にありません
レビュー
お手軽ギミックバトル
突撃そのへんの遺跡は、サクッと遊べるギミックバトル中心のゲームです。
それぞれ特徴を持った中ボス4体、大ボス1体との戦闘が楽しめることでしょう。
各ボスが持っている特徴は独特で、強みでもあり弱点ともなり得ます。
攻略の際は、それぞれのギミック的な特徴を捉まえて、上手く対処していく必要があります。
一方で、このゲームにはレベルやMPといった概念はありません。そのため、各ボスを倒せるかどうかについては、純粋に戦略性が試されることになります。
相手のギミックを理解し、こちらのスキルを含めた手札を確認し、有効な戦略を練ってぶつけていきましょう。
敵をつぶさに観察し、ギミックを読み取り上手くさばいて勝利を目指してみませんか。
感想
お手軽にギミックバトルが楽しめる作品です。
今回のウディコン、ギミックバトルが多くて結構楽しかったですね。
ギミック自体は戦っていれば理解できる範囲なので、ちゃんと考えれば初見でも突破は可能です。ボスのHPも極端に高かったりはしないので、サクッと戦闘を楽しもうという程度で終わります。
かなり高度な戦略性とかスキルのシナジーとかはあんまりないので、本当に手軽に遊ぶ作品という印象でした。
敵のギミックを理解し、こちらの手立てで突き崩す、あるいは対処する手段を考えて、上手くはめられたら気持ちよく勝てるようになっています。
スキルにMP消費が無いのもかなり思い切った取捨選択だと思うんですが、それが良く働いていてシンプルに戦闘パズルを楽しめます。リソース管理をここに持ち込まないのが良い。
極論ずっとヒーリングしていても良いんですが、それだけでは上手く勝てないようにしっかりとバランスされています。
ラスボスだけはギミック以外でも普通に強くはありますが、それでも大ギミックをどうにかすると楽になるように設計されています。
そういう意味でも、徹頭徹尾考えて倒す作品です。RPGにおいての用意とか、そこに至るまでのリソース管理とか、その辺を引っこ抜いて、考えて倒すべき敵を抽出したみたいなゲーム。
よくあるJRPGだと、強敵が目の前にある場合、それを倒すためにはいくつかの手段がありえます。
レベルを上げて基礎力で倒す、仲間の入れ替えやスキルの習得で有効なものを覚えて倒す、など何らかの準備を行って手札を増やして挑むことが必要なパターンが間々あります。
このゲームは手札が固定化されているので、そういった時間のかかる行為が全く思考の埒外におかれて、純粋に今の戦闘についてのみ考えて戦えば良くなり、サクサクと楽しむことが可能でした。
物語もあってないような緩いものなので、本当に戦闘だけサクッと楽しむのに向いています。