第14回ウディコン全作品レビュー - 家への帰り道

64. 家への帰り道

ジャンル 作者
探索 sio
プレイ時間 プレイVer クリア状況
20分 1.1 クリア

良かった点

  • シンプルにまとまっています
  • 必要最小限の構成となっていました

気になった点

  • 家のBGMが無音でした

レビュー

おうちにかえろう

家への帰り道は、シンプルな探索アドベンチャーです。
家に帰る途中でトラブルに巻き込まれてしまいつつも、何とか帰ろうとする道筋を体験できます。

その身に降りかかったトラブルを解決するためにも、いろんなところを探索して解決の糸口を探し出していきましょう。
主なマップは一つに収まっており、ミニマムな探索を楽しむことができます。

主人公が果たして無事に家に帰れるのかは、プレイヤーの手腕にかかっています。調べるべくを調べ、お家に帰してあげましょう。

感想

シンプルな探索ADVという印象です。本当にシンプル。

とにかく必要最小限の探索要素という設計になっていて、ちゃんと探索していればおのずと正解に辿り着けるようになっています。
細かいイベントの積み重ねで小さな冒険を演出している印象です。
加えて、夕方に学校に行っても差分会話があったりと、細かい所にもちゃんと配慮されています。ミニマムながらも、ちょっとした細かい要素もケアされていました。

なお、最初の歩行速度が遅くなっていて、これで探索やると面倒そうだなあと思っていたんですが、ちゃんと狐になると移動速度が上がるので問題はありません。あの遅さはあくまで演出的なものなので、これは杞憂でした。
一応歩行速度が遅い区間は多少ありますが、演出として受け入れることができるレベルです。

個人的に気になる点を挙げるとすれば、家のBGMがないことくらいです。最初は無音のゲームかと思っていました。

ちなみに、細かい話になるんですが、このゲームはゲーム容量がかなり小さいです。恐らく、今回のウディコンの作品の中で一番Data.wolfが小さいのではないかと思っています。
実際のゲーム内容と即しているといえばそれまでかもしれませんが、これより少なくなりそうなゲームが多い中でちゃんと削減されているというのは良いなと感じました。