第14回ウディコン全作品レビュー - まな☆がん えくすとりーむ

65. まな☆がん えくすとりーむ

ジャンル 作者
シューティング カッパ永久寺
プレイ時間 プレイVer クリア状況
20分 1.00 クリア

良かった点

  • だいぶ危ない方向に振り切れた物語でした
    • その上で伏線などはきちんとしています

気になった点

  • シューティング時に、連射できる時とそうでない時があるように感じました

レビュー

色々アブないシューティング

まな☆がん えくすとりーむは、危険な香りのするシューター系のゲームです。

ちょっと危ない物語が展開される中、マナゴンと呼ばれる怪物を撃っていくゲームとなっています。
様々な動きをするマナゴンに翻弄されないように、上手く狙って撃っていきましょう。なお、赤いマナゴンは撃ってはいけないため、注意が必要です。

そうして指示通りにマナゴンを撃っていくうち、物語は思わぬ方向へ急展開を迎えていきます。
マナゴンとは一体何なのかはプレイしてみると分かるでしょう。

感想

※この感想は筆者個人の感想であり、特定の団体などを代表するものではありません。また、特定の団体に対する誹謗中傷などの意図は一切ありません。
この作品の感想をちゃんと書こうとすると危ないことを書きそうなので、先に断っておきます。

風刺作品かと思っていたら、思った以上にそのまますぎるという印象です。もはや風刺の域かも分かりません。全方位に対して直接的にディスってるんですが大丈夫なんでしょうか。
なお、最初の内はタイリク国が中〇人民共和国かと思っていましたが、よく考えなくても名前からして〇シアですね。まあ同じ共産圏だし誤差ですね。

ストーリーは勢いである程度進行していくんですが、ちゃんと赤いマナゴンとか細かい伏線めいたものは張っています。ゲーム性に対してもちゃんと意味付けがされているのが面白いです。
また、ちゃんとやり直せないというところも良くて、どれだけ昔にさかのぼっても殺さないという選択肢はありません。このゲームにエンド分岐などないので、罪は罪としてそこにあるだけです。

ちなみに、これは野暮な話になるんですが、この手の作品を見ると毎回思うこととして、警察の初動があまりにも遅すぎて気になります。そこそこ時間が経過しているのに、一向に動きが無いので。
もしかしたら、タイリク国の工作員が警察組織内部にいて妨害しているのかもしれませんが。

ゲームとしては通常のシューターという感じです。
ちょくちょくギミックは出てきますが、基本的にはちゃんと打てばクリアです。一応全KILLはしたんですが、性質上あんまり喜ばしいものでもないですね。
また、連射できる時と連射できない時があるんですが、この違いの理由が良く分かっていません。何となくウェイトの間隔がまちまちな印象です。

時事が時事で、タイミングもあって大分ラインギリギリの作品という印象はあるんですが、主義主張の類がそれほど色濃く出ているわけではないので、恐らくラインの内側だろうなとは思っています。