Monolith: 当意即妙なシューティング
Monolith
値段 | クリア状況 | 実績 | プレイ時間 |
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798 | クリア | 7 / 42 | 7時間 |
お勧め度 | コスパ |
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★★★★★★★★☆☆ | ★★★★★★★★★☆ |
ローグライクというジャンルは様々なジャンルに融合され、驚くべき親和性を発揮することがあります。リズムゲームと組み合わせたCrypt of the NecroDancerはローグライクの即時判断の極致を示し、Dungetrisはテトリスと組み合わせることでルートを巡るデザインを構築のデザインへと置き換えています。
その中でMonolithは、ローグライクをシューティングと融合させ、ローグライクのランダム性による当意即妙な戦い方をシューティングへと延長させた作品となっています。
一画面で完結するシューティング
1部屋1画面のローグライクシューティング |
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ローグライクとシューティングの融和においては、先達としてEnter the Gungeonの名前が挙がるかとは思いますが、そちらは不勉強ゆえ未履修なので比較はあまりしません。
トレーラーを見る限り、1部屋1画面制であることと、全5階層とライトなところが違いかもしれません。
Monolithにおいては一つの部屋が一画面で完結しているため、その部屋での戦いは必然的に短いものとなります。そのため、部屋を巡るテンポ感が非常に良い作品です。
変化する戦略
武器の取得 | アップグレードの取得 |
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Monolith は多くの部分をローグライクに依拠したゲームです。
全5階層のダンジョンはいくつかの部屋で構成されており、それぞれの部屋には様々な役割があります。敵と戦うことになる部屋が基本ですが、他にも店で買い物をしたり、武器やアップグレードを選んで取得したりといったことができます。
これらの毎回変わるダンジョンと取得できる武器やアップグレードの違いから、周回ごとに戦い方もおのずと変化していきます。一発に込めるレーザーを取得したなら避けつつ狙いを定めますし、連射するマシンガンならとりあえず撃ちまくります。
その場の状況と自分の状態をもとに最適な行動を探っていく形はまごうことなくローグライクです。
本格シューティングなボス戦 |
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こうしてダンジョンを進み、階層ごとの中ボスを探して撃破することで、階層ボスに挑むことができます。
階層ボスはそれぞれ特徴的な攻撃手段を持ち、本格的なシューティングのボス戦といった趣があります。様々な攻撃手段を初見でいなすのは難しいかもしれません。ただHPは10もあるため、そこそこ被弾しても耐えることができ、すぐにやられて見極める暇もないということにはなりません。
一発ロストの緊張感
持ち越し可能な要素は少ない |
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そしてローグライクな極めつけは、なんといっても一度やられると初めからという全ロストの仕組みです。これはアーケードタイプのシューティングにも存在する概念なので、この点においてローグライクとシューティングの親和性はかなり高いと言えるかもしれません。
一応、いくつかの要素を持ち越すことはできますが、武器のアンロックや、一回だけ持ち込める通常アイテム程度であり、メインゲームにおいては毎回最初からのスタートであるといっても過言ではありません。
この常に一発でロストする緊張感により、1部屋1部屋での戦いはより歯ごたえがあり楽しいものへと仕上がっています。
ただ、ここでロストするのは自機のみであり、戦った経験は失わせしめられるものではありません。経験から敵の攻撃パターンを把握しつつ、今あるビルドで最大の効果を発揮する立ち回りをしていきましょう。
軽快なBGM
また、Monolithの特徴の一つとして、レトロなグラフィックと軽快なBGMも挙げられます。
殊にBGMは耳に残る曲となっており、よく聞く1面や詰まっていたころの4面のBGMは脳内で勝手に再生されていました。
当意即妙なシューティング
Monolithは、ローグライクによるランダム性によってシューティングの緊張感をさらに押し広げた作品となっています。
武器やアップグレードの取捨選択のためリプレイ性は高く、常に状況や所与の道具に応じた戦略を組み立てていくことが求められることになるでしょう。
感想
およそシューティングで一番楽しめた作品です。一サイクルが短いことと、HPが高めなのでちゃんと相手の攻撃を見る時間が確保できるのが良いポイントでした。
また、アップグレードなしの武器もそこそこ強いので、アップグレードが全然うまくいかなくても割と戦えるのもイライラ感がなくて良いです。
個人的にはステージ2の曲が好きなんですが、あまりにもステージ4で戦いすぎてそのBGMばかり脳内再生されます。