第14回ウディコン全作品レビュー - サッカー好きがつくる ウディタサッカー
37. サッカー好きがつくる ウディタサッカー
ジャンル | 作者 |
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球蹴り | papik |
プレイ時間 | プレイVer | クリア状況 |
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10分 | 1.1 | 7-6 |
良かった点
- シンプルに遊べます
気になった点
- 味方がほぼお邪魔キャラの印象でした
レビュー
小学生のサッカー
サッカー好きがつくる ウディタサッカーは、サッカーのような球蹴りができるゲームです。
このゲームにはポジションがなく、パスという概念もありません。そもそもゴールキーパーすら存在せず、あるのはシュートとゴールだけとなっています。
フィールド上の全てのキャラクターがボールに向かって走り、先着した者がゴールに向かってシュートしていくサッカーが楽しめます。
シュートはQTEにより成否が決定され、ゴールに近いほど成功しやすくなっています。
とはいえ、高難度のQTEを決めれば自陣奥深くからでもゴールを決めることが可能でしょう。積極的に狙っていくのもありです。
いちはやくボールに追いつき、QTEを成功させてシュートを決めていきましょう。
このゲームは、7点取ったチームの勝利となります。
感想
サッカーというより球蹴りじゃないかなというのが第一印象にして最後までの印象です。
ポジションとか、パスとか、ドリブルとか、そんなもんはありません。シュートして得点を入れれば勝ちです。まだブリッツボールのほうがサッカーしています。
シュートは近いほど有利なQTE形式なので、やろうと思えば自陣深くからでも入れられます。本当に入った時は緑間かお前と思いました。
何でそんなシュートが入るかと言えば、そもそもキーパーいないですからね、このサッカー。ポジションがないというのまでは分かるんですが、キーパーまでいないというのは、もはやサッカーなのでしょうか。哲学的になってきました。
また、こういう形式ならシュートが実質パスになるかといえば、そうでもありません。シュートはやっぱりシュートなのでどこに飛んでいくか分からず、わちゃわちゃとボールをずっと追いかけることになります。
ボールに追いついたらシュート、飛んで行ったボールに追いついたらまたシュート、の繰り返しになってきます。
このように色々なシステムを廃している分、操作はめちゃくちゃシンプルです。球に追いついて蹴るだけ、本当に何も考えずにやれます。
あまりにもシンプルなので10分くらいで飽きが来そうですが、そのあたりで7点入ってゲームセットになるので問題ありません。終了条件までサッカーっぽくないですね。
最後まで通して遊んでみた印象なんですが、恐らく味方がいないほうが勝ちやすいと思っています。ありていに言えば味方が邪魔。7得点中6得点はプレイヤーのゴールでした。敵陣はちゃんと6得点入れていたんですが。
ゴール前で味方が先にボールに追いついた後に明後日のほうに蹴り飛ばされることが多かったので、本当に必要性を疑いました。
最後に細かいところになるんですが、最初の桃鉄のブーイングみたいな、使用用途がネタだけのコマンドは好きです。ゲーム性のシンプルさというか単純さに対しても良い感じでした。