第17回ウディコン全作品レビュー - 僧侶竜の導き
45. 僧侶竜の導き
| ジャンル | 作者 |
|---|---|
| 相談 | あまてん海老 |
| プレイ時間 | プレイVer | クリア状況 |
|---|---|---|
| 15分 | 1.00 | 酒/告解コンプリート |
良かった点
- 会話にバリエーションがありました
- お酒の知識が深められます
気になった点
- 会話をスキップで飛ばすと、選択肢のスキップを誤爆しがちでした
レビュー
僧侶と竜と告解と酒
僧侶竜の導きは、告解に来た人々の話を聞き助言を与えるゲームです。
助言は一回きりの選択肢形式となっており、出来るだけ適切な導きができるように言葉を選んでいくという流れとなっています。
ファンタジー世界において告解に来る人々はバラエティに富んでおり、それぞれの悩みも様々です。そういった各々の相談をしっかりと聞き、正しい方向へと導けそうな選択肢を選んでいくことが大切です。
選択によって各々のリアクションは異なるものとなり、恐らくはめいめいの未来も変化するのかもしれません。話を聞き、言葉を返すだけのやり取りではありますが、そこに物語を感じ取ることができるでしょう。
なお、選択によるペナルティは基本的にありませんが、良い導きができると高い導きポイントが得られます。
そうして導きポイントを貯めることでお酒ガチャを回すことができ、引き当てたお酒の説明を見ることができます。一息ついてガチャを回し、お酒の知識を深めるのも一興です。
様々な人々の様々な悩みを聞きながら、それぞれの悩みに助言を与え、出来るだけ正しく導いてあげましょう。
感想
告解がメインなのかお酒がメインなのか、果たしてどちらがメインなのかというゲームです。文章量は割と近そうですが、前口上や分岐も含めると、おそらく告解がメインだと思います。
その告解については、一度NICE導きを見てしまえば、ポイント的には他の選択肢を見る旨味が無いように見えます。しかし、実際にはポイントがかなり余るので、気にせずそれぞれの分岐を見ていくのが丸いと思います。全パターンを見ようとした筆者のデータでは19600Ptほど余りました。
なお、全20通りある会話をコンプリートしたい場合、これはクーポンコレクター問題と見なすことができるので、期待値として約72回の試行が必要になります。プレイ回数に換算すると10周超、割とたくさん見る必要がある。
上記の性質上、どうしても聞いたことのある会話を繰り返し見ることになります。筆者の場合は、泥棒の懺悔、デーモン、年寄りと若者にはそれぞれ1回しかエンカウントしませんでしたが、ロボットにはめちゃくちゃエンカウントしました。
このため、会話をスキップするためにZキーを連打することになるんですが、そうすると次の告解の選択肢を誤って選んでしまう恐れがあり、やや手間です。このような場合、ウディタ製のゲームではXキーを連打すれば選択肢の前で止められるというTipsがあるのですが、このゲームではXキーで選択肢ごとスキップされてしまうため使えません。
上述のようにポイントが大きく余るあたり、見たことのある会話はいちいち読まずにXキーでスキップすることを想定した設計な気がしていますが、定かではありません。
もう一つのメイン、お酒の説明については、バラエティ豊かでオマケとして読むのに丁度良いボリュームでした。お酒をあんまり飲まないので、単純に勉強になります。
ただ、ガチャをやり終わったら連続で読み進めたかったので、せめて選択肢カーソルの位置が保存される仕様であれば、より快適に読めたかなと感じます。もっとも、バリエーションが多いとはいえ、現在の仕組みでも十分見て回れる範囲には収まっているので、さしたる問題ではありませんが。
タイトル通りの外伝的な作品なんだろうな、という規模感でさっと遊べる作品でした。
最後に余談ですが、会話中に表示されるドラゴンピジョットのイラストがやや横に引き伸ばされているように見えたのが、プレイ中にやや気に掛かっていました。良いイラストにもかかわらず違和感が拭えません。タイトル画面のイラストのアス比が本来のものっぽい気がします。